髪を逆立たせられるくらいに短くした。とってもお気に入り、ありがとうございます。
pinterestで色んな昔のパンクスの人たちの写真を見た。主にイギリス。顔つきから服装から、ビッとしてる怖いタイプの人とサーカス団っぽい人がいる気がする。サーカスのコスチュームやメイクも気になっている。伝統がある社会の中でアウトサイダーとして存在する為に伝統の操作をしている。そこが膨らむわけない所を膨らませたり、肩幅を異様に大きくしたり、通常の?化粧ではあり得ない所にラインが入っていたりする。これを異化効果という。こないだ知った言葉だから、使いたい。気持ちはまだ中学生。
私は疎かったので良くわからないが、ファッションショーにでてくる衣服も、そういう異化を感じることがある。肩幅、襟、袖、ボタン、そういう衣服に纏わるシステムをハッキングして破壊し、新しく作り直す。それらは物理的なシステムの話だが、精神や文化的習慣に対する場合もあるだろう。なにか、勝手なシンパシーを感じはじめているので、勝手に一人で考え、自分の中でこれらの感覚を熟成させていきたい。私はなにか伝統的なものからあぶれてしまった人間だからこそ色々吸収し、あぶれたあり方を模索していく。軌道を伝統に戻そうとしない。元々自分の軌道はそこにはない。私がなにか、正解を探す時に迷ったまま戻ってこれなくなるのはそういうことであった。
荻原朔太郎の詩集を買った。本屋でページをぱらぱらめくっていて、日本語が今(西暦2023年)の言葉から離れているが、近いものでもある時の感覚を好んでいると思った。離れすぎるとそもそも意味がわからず、今の言葉は合理的すぎ、合わないと感じる。と、現代の詩人の人たちや小説家の本をろくに知らないことに気づく。生きられるのはこれからしかないので、これからの人に、そういう人が作ったものを通して触れられることを思うと嬉しい。どんな人が何を思ってどういうことをしようとしているんだろう。そしてどうなるのだろう。それは楽しみなことである。
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