髪が伸びた。去年まで三年間ほど丸坊主でいたのが不思議だ。いまだについ襟足をいじってしまう。鏡を見ると頭が大きくなったように見える。というか実際、毛量の分大きくなっているのだが。来月の頭に頭から生えている髪の毛を切ってもらうので楽しみだ。
昨日は流石に転がって一日終えるのはまずいと思い、ハガキサイズの厚めな画用紙があったので、呉竹の水彩筆ペンで小さい絵を描いた。このシリーズを、「ちいさないのり(仮)」と題して制作していきたい。絵の大きさが良く言われるが、小ささに宿るものもあるように思う。「ちいさなたからもの」という題も良いかもしれないな。
聖歌を聴きながら制作。パイプオルガンという楽器の為に荘厳という言葉があると思った。聴いていたのはウィーン王宮での宗教的作品集というアルバム。あまり言葉や感想がでてこない。ただただ集中した時間だった。集中力というのは何時間持つのだろうか。ググる。人によるらしい。しかし長くても90分とな。確かに、私が丸一日集中してやったと思う時、結構盛っていて、もしくは嘘で、なんだかんだとペンをくるくる回しながら管を巻いている時間が沢山ある。こういう一人での制作の陥りがちなことである。意識しなければ外的な刺激を受けられずに飽きてしまうのだ。私も一応何かを制作したりデザインしたりする学校に昔いたので、この辺の複数人と一人の違いに面食らう時が今になって。内から湧き起こるというものは崇高に思われがちだが、たわいない雑談から湧き起こるものもまた良いものだ。というか、暮らすということの半分は雑談や雑務なのではないかとも思う。そのことをどう捉えるか。
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