日記を書かない間に、ジブリの同じ映画を2日続けて見たり、働いたり、ちょっと絵を描いたりした。絵はほんとにちょっとだった。 同じ映画を続けて見たのは初めてだ。それほど感動して、同じ映画をそれぞれ違う映画館で見た。なんだろう、私の中で、フィクションにハマる種が芽吹いた。 現実の中の何かということしか今まであまり関心がなかったように思う。なぜならそれは本当のことで、今時に言うとリアルだからだ。しかし、先日映画の世界に吸い込まれた私は、自分が求めていたのはこの感覚だったのだと知った。 今までは、北国から南国まで、なんなら月でも火星でも良いのだが、ここに、こういう人がいて、こういう暮らしをしていて、、そういうことには関心があったが、その中に、こういう空想をしている人がいる、その空想というのはフィクション。それについては、あぁ、そうなんですか と、そっけなくいてしまっていたが、自分もそんな空想をしている中の一人であるということを忘れていたのだろう。 映画を見る時はフィクションとノンフィクションがあるならノンフィクションを好んで選んで見ていたのだが、世界にはフィクション派の人も多く存在していて、その流派の人たちからすると、わざわざ娯楽で見るのに、事実に基づいたもの、ドキュメンタリーなどを見るよりもフィクションを見て感じたいのだという。